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積立・複利シミュレーション

毎月いくら積み立てて、何年後にいくらになる?を複利で計算します。つみたてNISAや貯金・投資の目標設定に。運用益と元本の内訳もひと目でわかります。

複利のしくみ

複利は「運用で増えたお金にも、さらに利息がつく」しくみです。同じ積立額でも、期間が長いほど雪だるま式に増えます。当ツールは毎月末に積み立て・月複利で運用する前提で計算しています(税金・手数料は考慮しません)。

想定利回りは、つみたてNISAの投資信託なら年3〜5%程度が一つの目安とされますが、運用成果は変動し、元本割れの可能性もあります。あくまで試算としてお使いください。

積立を活かすコツ

複利で積み立てるとどう増えるのか

毎月一定額を積み立て、その運用益も再投資される場合、最終的な金額は次の式で求められます。

最終金額 = 毎月の積立額 × ((1+月利)^回数 − 1) ÷ 月利

月利は年利÷12、回数は年数×12です。たとえば毎月3万円を年利5%で20年間積み立てると、元本は3万円×240か月=720万円ですが、最終金額は約1,233万円になります。運用益は約513万円で、元本の7割を超える額です。当ツールは元本と運用益の内訳を分けて表示するので、時間の効果が視覚的に分かります。

複利の効果は「後半」に集中する

同じ毎月3万円・年利5%でも、10年時点では元本360万円に対して最終額は約466万円(運用益106万円)。20年では運用益513万円、30年では約1,417万円の運用益になります。期間が2倍になると、運用益は2倍ではなく5倍近くに増える——これが複利の非線形さです。積立投資で「早く始めることが有利」と言われる理由はここにあります。

72の法則

元本が2倍になるまでの年数は、72 ÷ 年利(%) でおおよそ見積もれます。年利3%なら約24年、年利5%なら約14.4年、年利7%なら約10.3年です。逆にインフレ率2%が続けば、お金の価値は36年で半分になるとも読み替えられます。細かい計算をしなくても、金利や利回りの意味を体感するのに便利な近似です。

この試算が前提にしていること

重要な注意点として、この計算は入力した利回りが毎年一定で得られるという前提に立っています。現実の投資では、リターンは年ごとに大きく変動し、マイナスになる年もあります。同じ「平均年利5%」でも、値動きの順序によって最終額は変わります。また、信託報酬などの運用コスト、売却益にかかる税金(NISA等の非課税制度を使わない場合は約20%)、インフレによる実質価値の目減りは、この計算に含まれていません。

数字の使いどころ

このシミュレーションは「将来いくらになるか」を予言するものではなく、目標から逆算するための道具と考えるのが適切です。「20年後に1,000万円ほしい」なら、利回りを保守的に3%と置いて必要な積立額を逆算する、といった使い方です。積立額・利回り・期間の3つを動かして、どれを変えると結果が最も動くかを見ておくと、現実的な計画が立てられます。

非課税制度を使うかどうかで手元に残る額が変わる

先ほどの「毎月3万円・年利5%・20年」の例では、運用益がおよそ513万円でした。通常の課税口座では、この運用益に対して20.315%(所得税15%+復興特別所得税+住民税5%)の税金がかかります。513万円に対しておよそ104万円です。同じ運用をしていても、非課税制度を使ったかどうかだけで100万円以上の差になります。

NISAでは、つみたて投資枠が年120万円、成長投資枠が年240万円、合わせて年360万円まで投資でき、生涯で保有できる上限(非課税保有限度額)は1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円まで)です。毎月3万円なら年36万円ですから、つみたて投資枠の範囲に十分収まります。当ツールが表示する金額は税引き前の数字なので、課税口座で運用する前提なら、運用益からこの2割ほどを差し引いた額が手元に残る目安になります。(枠の金額は金融庁のNISA特設サイト、税率は国税庁タックスアンサーの公表値によります。確認日は下の出典欄のとおりで、制度は改正されることがあります。)

目標額から毎月の積立額を逆算する

目標が先に決まっている場合は、積立額を動かして届く組み合わせを探すのが実用的です。年利3%で計算すると、20年後に1,000万円を用意するには毎月およそ30,500円、同じ3%でも10年で1,000万円なら毎月およそ71,600円が必要になります。期間が半分になると、必要な積立額は2倍では足りません。複利で増える部分が小さくなるぶん、自分で入れる額を増やして埋める必要があるためです。逆にいえば、金額を増やせないときでも期間を延ばせるなら、月々の負担はかなり軽くなります。

※本ツールは金融商品の推奨や投資助言を行うものではありません。表示される金額はあくまで数学的な試算であり、将来の運用成果を保証するものではありません。投資判断はご自身の責任で、必要に応じて専門家にご相談のうえ行ってください。

毎月の積立額ごとの到達額 早見表

毎月同じ額を積み立て、運用益を再投資し続けた場合の最終金額です。月単位の複利(年利÷12を毎月かける)で、上のツールと同じ計算をしています。

元本(実際に自分で出したお金)

毎月の積立額10年20年30年
10,000円1,200,000円2,400,000円3,600,000円
20,000円2,400,000円4,800,000円7,200,000円
30,000円3,600,000円7,200,000円10,800,000円
50,000円6,000,000円12,000,000円18,000,000円
100,000円12,000,000円24,000,000円36,000,000円

年利3%で運用できた場合の最終金額

毎月の積立額10年後20年後30年後
10,000円1,397,414円3,283,020円5,827,369円
20,000円2,794,828円6,566,040円11,654,738円
30,000円4,192,243円9,849,060円17,482,107円
50,000円6,987,071円16,415,100円29,136,844円
100,000円13,974,142円32,830,200円58,273,688円

年利5%で運用できた場合の最終金額

毎月の積立額10年後20年後30年後
10,000円1,552,823円4,110,337円8,322,586円
20,000円3,105,646円8,220,673円16,645,173円
30,000円4,658,468円12,331,010円24,967,759円
50,000円7,764,114円20,551,683円41,612,932円
100,000円15,528,228円41,103,367円83,225,864円

毎年きっちり同じ利回りが出ると仮定した試算です。実際の投資では価格が上下し、途中で元本を割り込む年もあります。税金・信託報酬などのコストも差し引いていません。将来の運用成果を約束するものではありません。

計算条件・参照情報

最終確認日: 2026年9月14日

公式一次情報: 金融庁(NISAを知る)国税庁 タックスアンサー(株式等の譲渡益への課税)

作成・確認: 運営者「おちゃ」(ペンネーム)。誤りにお気づきの場合はお問い合わせからご指摘ください。確認のうえ修正し、変更内容は更新履歴に記録します。

よくある質問

Q. 積立と複利で最終いくらになるか計算できる?

毎月の積立額・想定利回り・期間を入れると、複利(月複利)で増えた最終金額と、元本・運用益の内訳を表示します。

Q. つみたてNISAの利回りは何%で計算すればいい?

投資信託なら年3〜5%が一つの目安とされますが、成果は変動し元本割れの可能性もあります。低めの利回りで試算すると安全側の計画になります。

Q. 税金や手数料は考慮される?

当ツールは税金・手数料を考慮しない単純な試算です。つみたてNISAなど非課税制度と、課税口座では手取りの運用益が変わります。

Q. 複利だとどれくらい差がつく?

毎月3万円を年利5%で30年積み立てると、元本1,080万円に対しておよそ2,497万円になります。差の約1,417万円が運用益で、後半になるほど伸びが大きくなります。当ツールは元本と運用益を分けて表示します。

Q. NISAのつみたて投資枠はいくらまで?

年間120万円(成長投資枠240万円と合わせて年360万円)で、生涯の非課税保有限度額は1,800万円です。月10万円までならつみたて投資枠だけで収まります。(金融庁の公表にもとづく2026年9月時点の情報です)

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書いた人: おちゃ(東大院 生命環境科学系〈広域科学専攻〉在籍の大学院生)。税・社会保険・金利・料金の数値は公的資料や公式の公表値を使い、改定があったときに更新しています。出どころは本文と出典欄に明記しています。運営者情報