睡眠サイクル計算ツール
睡眠は約90分のサイクルで浅い眠りと深い眠りを繰り返します。サイクルの切れ目に起きるとスッキリ目覚めやすい——その時刻を逆算します。
90分サイクルとは
睡眠中はレム睡眠(浅い眠り)とノンレム睡眠(深い眠り)が約90分周期で繰り返されると言われています。深い眠りの最中に目覚ましで起こされると強い眠気やだるさが残りやすく、逆に眠りが浅くなるサイクルの切れ目に起きると比較的スッキリ目覚めやすいとされています。
このツールは「入眠までの平均約14分+90分×サイクル数」で起床候補時刻を計算しています。90分はあくまで平均的な目安で、周期の長さにはおおむね90〜120分の幅があるとされています。何度か試して、自分に合う睡眠時間を見つけるのがおすすめです。
スッキリ起きるためのポイント
- 毎日同じ時刻に起きると体内時計が安定しやすい
- 就寝直前のスマホ・カフェインは入眠を遅らせる
- 理想の睡眠時間は人それぞれ。6時間で足りる人も9時間必要な人もいます
※本ツールは一般的な情報の提供を目的としたもので、医学的な診断・助言ではありません。睡眠に関する不調が続く場合は医療機関にご相談ください。
90分サイクルの根拠と、鵜呑みにしてはいけない理由
睡眠は「ノンレム睡眠(深い眠り)」と「レム睡眠(浅い眠り・夢を見やすい)」を交互に繰り返しており、この1周期がおよそ90分とされています。周期の終わり、つまり眠りが浅くなったタイミングで目覚めると、体感としてスッキリ起きやすい——これが90分サイクル起床の考え方です。
ただし、この90分はあくまで平均値です。実際の周期は人によって、また同じ人でもその日の疲労度や体温、飲酒の有無によって変動し、厚生労働省のe-ヘルスネットではノンレム睡眠とレム睡眠の周期は90〜120分間とされています。したがって「90分の倍数でなければ絶対に起きられない」という話ではなく、候補時刻のうち翌日の予定に合うものを選ぶ、という使い方が現実的です。当ツールも、複数の候補時刻を並べて選べる形にしているのはこのためです。
入眠までの時間を計算に含める
ベッドに入った瞬間から眠りが始まるわけではありません。健康な成人が実際に眠りに落ちるまでの時間(入眠潜時)は、おおむね10〜20分程度が目安とされています。当ツールでは14分を見込んで逆算しているため、「今から寝る」を選んだ場合の起床候補は、ベッドに入る時刻+14分+90分×nで算出されます。逆算モードで「7時に起きたい」と指定した場合は、この14分を差し引いた就寝時刻が表示されます。
何時間眠るのが適切か
一般的な成人の推奨睡眠時間は6〜8時間程度とされ、これはサイクル数でいうと4〜5.5周期にあたります。当ツールが出す候補のうち、この範囲にあたるのは4サイクル(約6時間)から6サイクル(約9時間)です。3サイクル(約4.5時間)は緊急避難的な選択肢であり、常態化させると日中のパフォーマンス低下や健康リスクにつながります。慢性的に睡眠が足りていないと感じる場合は、起床時刻の調整だけで解決しようとせず、就寝時刻そのものを前倒しすることを検討してください。
起床時刻を合わせる以外にできること
同じ睡眠時間でも、目覚めの質は環境で変わります。起床後すぐにカーテンを開けて太陽光を浴びると体内時計がリセットされやすく、夜の入眠もスムーズになります。逆に就寝直前のスマートフォンやカフェイン、寝酒は入眠潜時を延ばしたり眠りを浅くしたりする要因です。また、平日と休日で起床時刻が大きくずれると体内時計が乱れるため、休日の寝坊は2時間以内に留めるのが目安といわれています。
厚生労働省の「睡眠ガイド2023」が示している目安
厚生労働省の「健康づくりのための睡眠ガイド2023」では、成人について1日6時間以上を目安に睡眠時間を確保することが推奨されています。加えてこのガイドが強調しているのが「睡眠休養感」——朝起きたときに休めた感覚があるかどうかです。時間だけを満たしていても休養感が低い状態は健康リスクと関連することが指摘されており、何時間眠ったかと同じくらい、どう眠れたかが重視されるようになっています。当ツールで起床時刻を選ぶときも、時間数だけでなく「その時間で起きたときの体感」を1〜2週間記録してみると、自分に合うサイクル数が見えてきます。
もう一つ、使い方に直結するのが「睡眠は貯めておけない」という点です。平日の不足を休日にまとめて取り返そうとする長時間の寝だめは、体内時計を後ろにずらし、日曜の夜に眠れなくなる原因になります。足りない日が続いているなら、休日に長く寝るより、平日の就寝時刻を30分ずつ前に動かすほうが確実です。
寝つきをよくするために生活側でできること
同じガイドでは、運動と入浴のタイミングにも触れられています。運動は1回30分以上を週2日以上行うと入眠しやすくなるとされ、入浴は就寝の1〜2時間前に済ませておくと、体温が下がっていく流れに乗って眠りに入りやすくなります。逆に、就寝前のカフェイン・アルコール・喫煙は睡眠を妨げる要因です。とくに寝酒は寝つきこそ良くなりますが、睡眠の後半を分断するため、翌朝の休養感はかえって下がります。
※本ページの内容は一般的な情報であり、医学的な診断や治療の代わりになるものではありません。強い不眠や日中の眠気が続く場合は医療機関にご相談ください。
起きたい時刻から逆算する就寝時刻 早見表
睡眠は約90分の周期で浅い眠りと深い眠りをくり返すため、周期の切れ目で目覚めるとすっきり起きやすいとされています。この表は、上のツールと同じく寝つくまでを14分、1周期を90分として起床時刻から逆算した「布団に入る時刻」です。
| 起きたい時刻 | 9時間睡眠 6周期 | 7.5時間睡眠 5周期 | 6時間睡眠 4周期 | 4.5時間睡眠 3周期 |
|---|---|---|---|---|
| 5:00 | 19:46 | 21:16 | 22:46 | 0:16 |
| 5:30 | 20:16 | 21:46 | 23:16 | 0:46 |
| 6:00 | 20:46 | 22:16 | 23:46 | 1:16 |
| 6:30 | 21:16 | 22:46 | 0:16 | 1:46 |
| 7:00 | 21:46 | 23:16 | 0:46 | 2:16 |
| 7:30 | 22:16 | 23:46 | 1:16 | 2:46 |
| 8:00 | 22:46 | 0:16 | 1:46 | 3:16 |
| 8:30 | 23:16 | 0:46 | 2:16 | 3:46 |
| 9:00 | 23:46 | 1:16 | 2:46 | 4:16 |
90分という周期は平均的な目安で、実際にはおおむね90〜120分の幅があるとされています。表の時刻ちょうどに眠れなくても問題はありません。睡眠時間そのものを削ると、周期の切れ目で起きても日中の眠気は残ります。成人に推奨される睡眠時間は6時間以上とされているため、4.5時間の行は短期的な緊急手段と考えてください。
今から寝たら何時に起きる? 就寝時刻から見る早見表
上の早見表とは逆方向で、「布団に入る時刻」から起床時刻を引いた表です。寝つくまでを14分、1周期を90分として計算しています。たとえば今が23時30分なら、4周期なら5時44分、5周期なら7時14分に目覚ましを合わせると周期の切れ目で起きやすくなります。
| 布団に入る時刻 | 6時間睡眠 4周期 | 7.5時間睡眠 5周期 | 9時間睡眠 6周期 |
|---|---|---|---|
| 21:00 | 3:14 | 4:44 | 6:14 |
| 21:30 | 3:44 | 5:14 | 6:44 |
| 22:00 | 4:14 | 5:44 | 7:14 |
| 22:30 | 4:44 | 6:14 | 7:44 |
| 23:00 | 5:14 | 6:44 | 8:14 |
| 23:30 | 5:44 | 7:14 | 8:44 |
| 0:00 | 6:14 | 7:44 | 9:14 |
| 0:30 | 6:44 | 8:14 | 9:44 |
| 1:00 | 7:14 | 8:44 | 10:14 |
| 1:30 | 7:44 | 9:14 | 10:44 |
| 2:00 | 8:14 | 9:44 | 11:14 |
| 2:30 | 8:44 | 10:14 | 11:44 |
| 3:00 | 9:14 | 10:44 | 12:14 |
| 3:30 | 9:44 | 11:14 | 12:44 |
| 4:00 | 10:14 | 11:44 | 13:14 |
| 4:30 | 10:44 | 12:14 | 13:44 |
| 5:00 | 11:14 | 12:44 | 14:14 |
周期の長さにはおおむね90〜120分の幅があるとされ、体調や飲酒でも変わります。表の時刻はあくまで目安です。4周期(約6時間)は成人に推奨される下限に近いため、毎日続けるのは避けてください。今の時刻から自動で計算したい場合は上のツールをお使いください。
計算条件・参照情報
最終確認日: 2026年9月14日
- 計算式: 入眠まで14分+90分×サイクル数(3〜6)で起床候補を表示。14分・90分はこのツールが置いている計算上の仮定です
- 根拠: ノンレム睡眠とレム睡眠の周期は90〜120分間(厚生労働省 e-ヘルスネット「ノンレム睡眠」)。90分はその目安値
- 注意: 周期には個人差があります。医学的助言ではなく、睡眠障害が疑われる場合は医療機関へ
公式一次情報: 厚生労働省(e-ヘルスネット・健康づくりのための睡眠ガイド2023)
作成・確認: 運営者「おちゃ」(ペンネーム)。誤りにお気づきの場合はお問い合わせからご指摘ください。確認のうえ修正し、変更内容は更新履歴に記録します。
よくある質問
Q. 睡眠は90分サイクルで起きると良いというのは本当?
睡眠は約90分周期で浅い眠りと深い眠りを繰り返すとされ、浅い眠りのタイミングで起きるとスッキリしやすいという目安です。個人差があるため参考値として使ってください。
Q. 今から寝ると何時に起きるのが良い?
入眠までを約14分と見込み、そこから90分の倍数で目覚めやすい時刻を表示します。4.5時間・6時間・7.5時間・9時間の4つの候補が出るので、翌日の予定に合わせて選べます。
Q. 何時間眠れば十分?
一般に成人は6〜8時間が目安です。当ツールは4.5時間(3サイクル・短め)から9時間(6サイクル・たっぷり)までの候補時刻を並べて表示します。
Q. 昼寝は何分がいい?
一般には15分から20分程度の短い仮眠がよいとされています。30分を超えると深い眠りに入り、起きたあとにだるさが残りやすくなります。夕方以降の仮眠は夜の寝つきに影響するため、とるなら昼過ぎまでが目安です。
Q. 90分ちょうどで区切れば必ずスッキリ起きられる?
保証はできません。1サイクルの長さにはおおむね90分から120分ほどの幅があるとされ、その日の疲れや飲酒でも変わります。当ツールの候補時刻を何度か試して、自分に合う睡眠時間を見つける使い方をおすすめします。