ローン返済シミュレーター
借入額・金利・返済期間を入れるだけで、毎月の返済額と総返済額・利息を計算します(元利均等返済)。住宅ローン・車のローン・カードローンの試算に。
このツールの使い方
「借入額」「年利」「返済期間」を入力すると、元利均等返済方式での毎月の返済額を自動計算します。元利均等返済は、毎月の返済額(元金+利息)が一定になる、住宅ローンなどで最も一般的な方式です。
金利は年利(%)で入力してください。ボーナス返済や保証料・手数料は含みません。実際の借入では金融機関の条件で変わるため、目安としてお使いください。
返済額を抑えるには
- 返済期間を長くすると毎月の返済は減りますが、総利息は増えます
- 金利が0.1%違うだけでも、長期・高額の借入では総返済額が大きく変わります
- 繰り上げ返済は元金を直接減らせるので、利息の圧縮に効果的です
毎月の返済額はどう決まるのか
住宅ローンやマイカーローンで一般的な「元利均等返済」は、毎月の返済額(元金+利息)が完済まで一定になる方式です。返済額は次の式で求められます。
毎月返済額 = 借入額 × 月利 × (1+月利)^回数 ÷ ((1+月利)^回数 − 1)
月利は年利を12で割った値、回数は年数×12です。たとえば3,000万円を年1.5%・35年で借りると、月利は0.00125、回数は420回。計算すると毎月の返済額は約91,855円、総返済額は約3,858万円となり、利息だけで約858万円を支払うことになります。当ツールはこの計算を自動で行い、元金と利息の内訳まで表示します。
元利均等と元金均等の違い
元利均等は毎月の支払額が一定で家計管理がしやすい反面、返済初期は支払額の大半が利息に充てられ、元金がなかなか減りません。一方の元金均等は毎月返す元金が一定で、利息は残高に応じて減っていくため、返済額は初期が最も高く徐々に下がります。総支払利息は元金均等のほうが少なくなりますが、借入直後の負担が重いため、審査で借入可能額が下がることがあります。
金利が0.5%違うとどれだけ変わるか
3,000万円・35年の場合、年1.0%なら毎月約84,686円・総返済額約3,557万円。年1.5%なら約91,855円・約3,858万円です。わずか0.5%の差が、35年で約300万円の違いになります。借入額が大きく期間が長いほど金利の影響は増幅されるため、条件比較は「毎月いくら」ではなく必ず総返済額で行ってください。
繰上返済の効き方
繰上返済には、返済期間を短くする「期間短縮型」と、毎月の返済額を下げる「返済額軽減型」があります。利息の軽減効果が大きいのは期間短縮型で、しかも早い時期に実行するほど効果が大きいという性質があります。元利均等では初期ほど利息の比率が高いためです。ただし手元資金を使い切ると不測の出費に対応できなくなるため、生活費の半年分程度は残しておくのが一般的な考え方です。
変動金利と固定金利
変動金利は当初の返済額が低く抑えられますが、将来金利が上昇すれば返済額が増えます。固定金利は金利が高めな代わりに、完済まで返済額が確定します。当ツールは入力した金利が完済まで続く前提で計算するため、変動金利を検討する場合は「金利が1%上がったら」「2%上がったら」と数値を変えて試算し、その返済額でも家計が持つかを確認しておくと安心です。
奨学金の返済もこの式で計算できる
元利均等返済は住宅ローン専用の仕組みではありません。日本学生支援機構(JASSO)の第二種奨学金(利息付き)も、貸与終了後の返還は元利均等が基本です。在学中は利息が付かず、貸与が終わった時点から利息の計算が始まります。利率は年3.0%が上限と定められており、JASSOが公表している貸与利率(基本月額)では、2026年1月に貸与が終了した分は固定方式2.512%・利率見直し方式1.700%でした。2024年1月終了分は固定1.005%・見直し0.300%だったので、この2年で目に見えて上がり、2026年8月終了分では固定方式が上限の3.000%に達しています。
実際に当てはめてみます。大学院で月8万円を2年間借りると、貸与総額は192万円。これを年2.5%・15年(180回)で返す条件で計算すると、毎月の返済額は約12,802円、総返済額は約230万円で、利息はおよそ38万円になります。同じ192万円でも無利子の第一種なら毎月10,667円ですから、月あたり2,100円ほどの差です。月5万円を2年借りた場合(120万円)なら、同じ条件で毎月約8,001円・利息はおよそ24万円。当ツールの借入額に貸与総額を、金利に利率を入れれば、この試算はそのまま再現できます(実際の返還年数は貸与総額に応じて機構の規定で決まります)。
借りる段階で意識しておきたいのは、月額を1段階変える選択が、返済の10年以上にわたって効き続けるということです。大学院の第二種は月5万・8万・10万・13万・15万から選べます(法科大学院にはさらに上の区分があります)。必要額より1段階多く借りると、貸与2年で差は72万円、利息を含めた返済総額では90万円近い差になります。奨学金は借りたあとで減額できないため、必要額の見積もりは入学前に一度きちんと出しておく価値があります。(利率は貸与終了の時期によって異なります。最新の数値はJASSOの公表値をご確認ください。)
※本ツールの計算は概算です。実際の返済額には保証料・手数料・団体信用生命保険料などが加わる場合があります。契約前に金融機関の正式な返済予定表をご確認ください。
住宅ローンの早見表(元利均等・返済期間35年)
返済期間を35年(420回)に固定し、借入額と金利の組み合わせごとの毎月返済額と総返済額を並べました。上のツールと同じ元利均等返済の式で計算しています。
毎月の返済額
| 借入額 | 年利 0.5% | 年利 1.0% | 年利 1.5% | 年利 2.0% |
|---|---|---|---|---|
| 1,000万円 | 25,959円 | 28,229円 | 30,618円 | 33,126円 |
| 2,000万円 | 51,917円 | 56,457円 | 61,237円 | 66,253円 |
| 3,000万円 | 77,876円 | 84,686円 | 91,855円 | 99,379円 |
| 3,500万円 | 90,855円 | 98,800円 | 107,165円 | 115,942円 |
| 4,000万円 | 103,834円 | 112,914円 | 122,474円 | 132,505円 |
| 5,000万円 | 129,793円 | 141,143円 | 153,092円 | 165,631円 |
| 6,000万円 | 155,751円 | 169,371円 | 183,711円 | 198,758円 |
総返済額(35年間の合計)
| 借入額 | 年利 0.5% | 年利 1.0% | 年利 1.5% | 年利 2.0% |
|---|---|---|---|---|
| 1,000万円 | 10,902,586円 | 11,855,999円 | 12,859,746円 | 13,913,036円 |
| 2,000万円 | 21,805,171円 | 23,711,999円 | 25,719,493円 | 27,826,073円 |
| 3,000万円 | 32,707,757円 | 35,567,998円 | 38,579,239円 | 41,739,109円 |
| 3,500万円 | 38,159,050円 | 41,495,998円 | 45,009,113円 | 48,695,627円 |
| 4,000万円 | 43,610,343円 | 47,423,997円 | 51,438,986円 | 55,652,145円 |
| 5,000万円 | 54,512,928円 | 59,279,997円 | 64,298,732円 | 69,565,182円 |
| 6,000万円 | 65,415,514円 | 71,135,996円 | 77,158,479円 | 83,478,218円 |
全期間固定金利で、繰上返済をしなかった場合の金額です。変動金利では返済の途中で金利が変わるため、この表の総返済額とは一致しません。保証料・事務手数料・団体信用生命保険料などの諸費用は含んでいません。
計算条件・参照情報
最終確認日: 2026年9月14日
- 計算式: 元利均等返済: 毎月返済額=借入額×月利×(1+月利)^n÷((1+月利)^n−1)
- 対象外: 保証料・事務手数料・団体信用生命保険・ボーナス返済・変動金利の見直しは含みません
- 前提: 金利は全期間固定と仮定した試算です。本文と早見表の金利(0.5〜2.0%など)は計算例で、実際の適用金利は金融機関・時期・審査で異なります
- 奨学金の利率: 本文のJASSO第二種の利率(上限年3.0%。2026年1月終了分 固定2.512%・見直し1.700%、2024年1月終了分 固定1.005%・見直し0.300%、2026年8月終了分 固定3.000%・見直し2.200%)は、日本学生支援機構「貸与利率の推移」の基本月額の値。大学院の貸与月額の選択肢(5・8・10・13・15万円)も同機構の公表による
公式一次情報: 住宅金融支援機構 ・ 日本学生支援機構(貸与利率の推移)
作成・確認: 運営者「おちゃ」(ペンネーム)。誤りにお気づきの場合はお問い合わせからご指摘ください。確認のうえ修正し、変更内容は更新履歴に記録します。
よくある質問
Q. 住宅ローンの毎月の返済額はどう計算する?
借入額・金利・返済期間から「元利均等返済」で計算します。毎月の返済額が一定になる方式で、当ツールは総返済額と利息の合計も同時に表示します。
Q. 金利が0.1%違うと総返済額はどれくらい変わる?
借入3,000万円・35年で年利1.0%と1.1%を比べると、総返済額の差はおよそ59万円です。借入額が大きく期間が長いほど差は開きます。当ツールで金利だけを変えて総返済額を見比べると、金利交渉や借り換えの効果を数字で確かめられます。
Q. ボーナス返済や手数料は含まれますか?
含まれません。元金と利息のみの試算です。保証料・団信・手数料は金融機関により異なるため、実際の借入時にご確認ください。
Q. 元利均等返済と元金均等返済の違いは?
元利均等は毎月の返済額が一定で、初期ほど利息の割合が大きくなります。元金均等は元金を均等に返すため初回の負担が最も重く、総利息は元利均等より少なくなります。当ツールは住宅ローンで一般的な元利均等返済で計算しています。
Q. 繰り上げ返済はどれくらい効果がある?
早い時期ほど効果が大きく、返済初期の繰り上げは元金がそのまま減るため利息を大きく削れます。当ツールで返済期間を短くしたときの総返済額と比べると、期間短縮型のおおよその効果が見えます。