基礎代謝・消費カロリー計算
性別・年齢・身長・体重から基礎代謝量を計算し、活動量に応じた1日の消費カロリー(維持カロリー)の目安を出します。ダイエットや体づくりの計画に。
基礎代謝と消費カロリー
基礎代謝量は、何もしなくても生命維持のために消費するエネルギーです。当ツールは広く使われるハリス・ベネディクト方程式(改良版)で計算しています。1日の消費カロリー(維持カロリー)は、基礎代謝に活動量の係数を掛けて求めます。
体脂肪1kgは約7,200kcalに相当します。つまり1か月(30日)で1kg減らすには、1日あたり約240kcalのマイナス(7,200 ÷ 30 = 240)が必要です。よく言われる1日500kcalカットのペースなら、計算上は1か月で約2kgのペースになります。当ツールの表にはこの2段階を並べているので、無理のない方を選んでください。なお摂取カロリーが基礎代謝を下回ると体調を崩しやすいため、表では基礎代謝を下限として調整しています。
数値はあくまで目安です
計算式による推定値で、実際の代謝は筋肉量・体質・体調によって個人差があります。体重・体組成の変化を見ながら調整してください。健康や食事に不安がある場合は専門家に相談を。
基礎代謝量と1日の消費カロリー
基礎代謝量(BMR)は、横になって何もしていなくても、呼吸や体温維持、内臓の活動のために消費されるエネルギーです。1日の総消費カロリーのうちおよそ6割を占めるとされ、残りは身体活動と食事による産熱(食事誘発性熱産生)で構成されます。
当ツールはハリス・ベネディクトの式(改良版)を用いて、性別・年齢・身長・体重から基礎代謝量を推定します。男性なら 88.362 + 13.397×体重(kg) + 4.799×身長(cm) − 5.677×年齢、女性なら 447.593 + 9.247×体重(kg) + 3.098×身長(cm) − 4.330×年齢 という式です。年齢が上がるほど値が下がるのは、加齢に伴って筋肉量が減少しやすいことを反映しています。
活動レベルを掛けて1日の消費量を出す
基礎代謝量に活動係数を掛けたものが、1日の総消費カロリー(TDEE)の目安です。係数はおおむね、ほとんど運動しない場合が1.2、週1〜3回の軽い運動で1.375、週3〜5回の中程度の運動で1.55、週6〜7回の激しい運動で1.725、肉体労働やアスリート水準で1.9とされます。基礎代謝1,500kcalの人がデスクワーク中心(1.2)なら約1,800kcal、週3回運動する(1.55)なら約2,325kcalが1日の消費量の目安になります。
体重を変えたいときの考え方
体脂肪1kgを減らすには、およそ7,200kcalの収支マイナスが必要とされています。1日あたり300kcalの赤字なら、単純計算で1kg減るまで約24日。1か月に体重の3〜5%を超える減量は、筋肉量の減少や体調不良につながりやすいとされており、月1〜2kg程度のペースが現実的で維持しやすい範囲です。極端に摂取カロリーを減らすと基礎代謝そのものが下がり、かえって減りにくい体になることも指摘されています。
推定値であることの限界
ハリス・ベネディクトの式は身長・体重・年齢・性別しか使わないため、筋肉量や体組成の違いを反映できません。同じ体格でも筋肉量が多い人は実際の基礎代謝が高くなります。また、この式は欧米人のデータをもとに作られており、日本人ではやや高めに出る傾向があるとも言われています。表示される数値は出発点となる目安として扱い、実際の体重の増減を2〜4週間記録して、そこから自分に合った摂取量を調整していくのが確実な方法です。
日本人向けの簡易な目安(基礎代謝基準値)
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」には、体重1kgあたりの基礎代謝量を示した基礎代謝基準値が掲載されています。体重に掛けるだけで概算できるため、手元での確認に便利です。単位はいずれもkcal/kg体重/日で、男性は18〜29歳が23.7、30〜49歳が22.5、50〜64歳が21.8、65〜74歳が21.6。女性は18〜29歳が22.1、30〜49歳が21.9、50〜64歳と65〜74歳がいずれも20.7です。
たとえば25歳・体重60kgの男性なら 23.7×60=約1,422kcal、30歳・体重52kgの女性なら 21.9×52=約1,139kcalが基礎代謝量の目安になります。同じ基準で示されている参照体重における基礎代謝量は、18〜29歳男性が1,490kcal(参照体重63.0kg)、同年代女性が1,130kcal(同51.0kg)です。当ツールが用いるハリス・ベネディクトの式の結果がこれより高めに出た場合、その差は式の由来(欧米人のデータをもとにしていること)で説明がつきます。どちらか一方を正解と決めるのではなく、2つの値の間を目安の幅として扱うのが実用的です。
※本ページの内容は一般的な情報であり、医学的な診断・治療や栄養指導の代わりになるものではありません。持病がある方、妊娠中・授乳中の方、成長期の方は、食事や運動の計画について医師や管理栄養士にご相談ください。
年齢別の基礎代謝の目安 早見表
上のツールと同じハリス・ベネディクトの式(改良版)を使い、体格を固定して年齢だけを動かした場合の基礎代謝量です。男性は身長170cm・体重65kg、女性は身長158cm・体重52kgで計算しています。
| 年齢 | 男性(170cm・65kg) | 女性(158cm・52kg) |
|---|---|---|
| 20 歳 | 1,661 kcal | 1,331 kcal |
| 25 歳 | 1,633 kcal | 1,310 kcal |
| 30 歳 | 1,605 kcal | 1,288 kcal |
| 35 歳 | 1,576 kcal | 1,266 kcal |
| 40 歳 | 1,548 kcal | 1,245 kcal |
| 45 歳 | 1,520 kcal | 1,223 kcal |
| 50 歳 | 1,491 kcal | 1,201 kcal |
| 55 歳 | 1,463 kcal | 1,180 kcal |
| 60 歳 | 1,434 kcal | 1,158 kcal |
| 65 歳 | 1,406 kcal | 1,136 kcal |
| 70 歳 | 1,378 kcal | 1,115 kcal |
身長と体重が同じでも、年齢が1歳上がるごとに男性で約5.7kcal、女性で約4.3kcal下がる式になっています。基礎代謝は横になって安静にしているときの消費量で、1日の総消費量はこれに活動量に応じた係数を掛けて求めます。
計算条件・参照情報
最終確認日: 2026年9月14日
- 計算式: ハリス・ベネディクト方程式(改良版)。係数は本文に記載のとおり。消費カロリー=基礎代謝×活動レベル係数(1.2〜1.9)
- 目安値: 体脂肪1kg≒7,200kcalは減量計画で慣用される概算値です
- 注意: 欧米人データ由来の推定式のため、日本人ではやや高めに出る場合があります。医学的な診断・食事指導ではありません
- 確認先: 日本人向けの基準値は厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」の基礎代謝基準値を参照
公式一次情報: 厚生労働省(日本人の食事摂取基準)
作成・確認: 運営者「おちゃ」(ペンネーム)。誤りにお気づきの場合はお問い合わせからご指摘ください。確認のうえ修正し、変更内容は更新履歴に記録します。
よくある質問
Q. 基礎代謝量はどう計算する?
当ツールは広く使われるハリス・ベネディクト方程式(改良版)で、性別・年齢・身長・体重から計算します。実際の代謝には個人差があるため目安としてお使いください。
Q. 1日の消費カロリー(維持カロリー)とは?
基礎代謝に活動量の係数を掛けた、体重を維持するのに必要なカロリーです。これより摂取が少なければ減量、多ければ増量に傾きます。
Q. ダイエットは何kcal減らせばいい?
体脂肪1kgは約7,200kcalに相当するため、維持カロリーから1日240kcal減らすと月およそ1kg、500kcal減らすと月およそ2kgのペースになります。月1〜2kgが無理なく続けやすい範囲です。
Q. ハリス・ベネディクトの式は日本人にも当てはまる?
もともと欧米人のデータから作られた式のため、日本人ではやや高めに出ることがあると指摘されています。日本人の食事摂取基準では、年齢・性別ごとの基礎代謝基準値(kcal/kg体重/日)に体重を掛ける方法も使われています。どちらも推定値なので、幅を持った目安として見てください。
Q. 基礎代謝は年齢とともに下がる?
下がります。当ツールが使う式では、身長と体重が同じでも年齢が1歳上がるごとに男性で約5.7kcal、女性で約4.3kcal 推定値が下がる計算になります。厚生労働省が示す体重1kgあたりの基礎代謝基準値も、男性で18〜29歳の23.7から75歳以上の21.5へと年齢とともに低下します。(2026年8月時点の値です)