生命環境科学系 過去問ナビ東大院 総合文化研究科 広域科学専攻(非公式)
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東大院 生命環境科学系 過去問 2017年実施(平成30年度入試)の出題テーマと傾向

実施
2017年実施(平成30年度入試)
形式
旧形式(理系 12問)
分野
物理学 4問・化学生化学 4問・生物学 4問
特徴
1次元イジングでヘリックス-コイル転移、光子気体、減数分裂・エピジェネ
用語
この年度の用語ミニ辞典 359語(過去問ナビのクイズで確認できます)
問題文はここに載せていません。大学公式の入試案内ページで「平成29年度実施」の「総合科目(PDF)」(senmon30.pdf)が無料公開されています。 入試案内ページを開く

大問ごとのテーマ

大問分野テーマ・主な用語
第1問物理学物理学
主な用語: 統計的重率 W(E)、s(成長パラメータ)、σ(協同性/核形成パラメータ)、h 領域、分配関数 Z_N、Ω(j,k)(縮重度)、J_N(k)、θ(h 割合)
第2問物理学物理学
主な用語: 減衰振動、特性方程式、固有角振動数、包絡線、力積 J、撃力、慣性モーメント、角運動量
第3問物理学物理学
主な用語: 束縛状態、井戸型ポテンシャル、偶関数・奇関数(パリティ)、節(node)、対数微分の接続、しみ出し、トンネル分裂、生成・消滅演算子
第4問物理学物理学
主な用語: 輻射圧 P=σT⁴/3、マクスウェル関係式、熱力学的状態方程式、ステファン・ボルツマンの法則、準静的断熱過程、カルノーサイクル、カルノーの定理、エントロピー増大則
第5問化学・生化学化学・生化学
主な用語: 標準ギブズエネルギー変化 ΔG°、標準生成エンタルピー ΔH°f、標準エントロピー S°、定圧モル熱容量 Cp、キルヒホッフの法則、活性化エネルギー Ea、アレニウスの式、触媒
第6問化学・生化学化学・生化学
主な用語: リポソーム、リン脂質二重層、膜融合、蛍光共鳴エネルギー移動(FRET)、ドナー / アクセプター、励起状態 / 基底状態、吸収遷移、発光スペクトル / 吸収スペクトル
第7問化学・生化学化学・生化学
主な用語: Ni-NTA、NTA(ニトリロ三酢酸)、ヒスチジンタグ(Hisタグ)、アフィニティークロマトグラフィー、四座配位子/配位数、d 電子数、八面体形錯体、イミダゾール
第8問化学・生化学化学・生化学
主な用語: α-ヘリックス、疎水領域(膜貫通領域)、ハイドロパシープロット、塩基性アミノ酸、酸性アミノ酸、ポジティブインサイドルール、ペリプラズム、側方拡散
第9問生物学生物学
主な用語: 有性生殖、減数分裂、相同染色体、二価染色体(四分染色体)、対合(シナプシス)、独立分配(独立の法則)、乗換え(交叉)、組換え
第10問生物学生物学
主な用語: 分裂酵母、ade6遺伝子、位置効果多様性(PEV)、エピジェネティクス、ヘテロクロマチン、ユークロマチン、セントロメア、動原体(キネトコア)
第11問生物学生物学
主な用語: 下垂体後葉(神経葉)、神経分泌、オキシトシン、バソプレシン(抗利尿ホルモン, ADH)、ノナペプチド、射乳反射、筋上皮細胞、アクアポリン(AQP)
第12問生物学生物学
主な用語: C3植物、向軸側/背軸側、柵状組織、海綿状組織、表皮/クチクラ、気孔/孔辺細胞、維管束(葉脈)、木部

ほかの年度にも出た用語(80語)

この年度の用語のうち、別の年度の問題にも登場したものです。年度をまたいで繰り返し問われるテーマの目安になります。

撃力 ほかに 2014年
非常に短い時間に働く大きな力。その間の有限力(重力・摩擦など)の力積は無視できる。
慣性モーメント ほかに 2019・2015・2014年
回転のしにくさを表す量。一様な球(半径a・質量M)は中心まわりで (2/5)Ma²。
角運動量 ほかに 2016年
回転の勢い。スピン Iω と中心の並進による寄与 Mav の和。外力のモーメントが0なら保存する。
井戸型ポテンシャル ほかに 2014年
有限区間だけV=0(低い)でその外が高いポテンシャル。幅と深さで束縛状態の数が決まる。無次元量 z₀=a√(2mV₀)/ℏ が目安。
零点エネルギー ほかに 2012年
基底状態でも0にならないエネルギー ℏω/2(3次元では3ℏω/2)。不確定性原理に由来。
マクスウェル関係式 ほかに 2025年
自由エネルギーの2階偏微分の対称性から得る状態量間の恒等式。
熱力学的状態方程式 ほかに 2016年
(∂U/∂V)_T = −P + T(∂P/∂T)_V。内部エネルギーの体積依存を状態量で表す関係。
分配関数 Z ほかに 2019・2016・2012年
全状態にわたる e^(−βE) の和(古典は位相空間積分/(h^N N!))。ここから E, S, μ など熱力学量を導く母関数。
グランドカノニカル分布 ほかに 2014年
温度 T と化学ポテンシャル μ が一定(粒子浴と接触)の統計集団。
化学ポテンシャル μ ほかに 2019・2015・2014年
粒子 1 個増やすときの自由エネルギー変化 μ = (∂F/∂N)_{T,V}。相平衡・拡散平衡の指標。
熱的ドブロイ波長 ほかに 2014年
λ=h/√(2πm k_B T)。量子効果が効きだす目安の長さ。
界面活性剤 ほかに 2012年
液面に吸着し表面張力を下げる分子。表面圧を生む。
スターリング近似 ほかに 2019年
ln N! ≈ N ln N − N(N ≫ 1)。エントロピー・化学ポテンシャル計算で多用。
定圧モル熱容量 Cp ほかに 2015年
圧力一定で 1 mol を 1 K 昇温するのに要する熱量。反応の ΔCp = Σ(生成物 Cp) − Σ(反応物 Cp)。
活性化エネルギー Ea ほかに 2015年
反応が進むために越える必要のあるエネルギー障壁。触媒はこれを下げる。
アレニウスの式 ほかに 2023・2015年
k=A exp(−Ea/RT)。温度と速度定数の関係。
ミカエリス・メンテン式 ほかに 2019年
v = Vₘₐₓ[S]/(Kₘ + [S])。酵素反応の初速度と基質濃度の関係式。Vₘₐₓ = k₂[E]₀。
一次構造 ほかに 2014・2012年
ポリペプチドのアミノ酸配列。
二次構造 ほかに 2016・2012年
主鎖のアミド基間水素結合による局所規則構造(α-ヘリックス、β-シート)。
三次構造 ほかに 2012年
1本のポリペプチド鎖全体の立体的折りたたみ。側鎖間相互作用で安定化。
四次構造 ほかに 2012年
複数サブユニットの会合による複合体構造。カタラーゼはホモ四量体。
SDS-PAGE ほかに 2019・2016・2015・2013・2012年
SDS で変性・均一荷電させたタンパク質を分子量に応じて分離する電気泳動。分子量マーカーとの比較で分子量を推定できる。
エドマン分解 ほかに 2016年
PITC を用い N 末端から1残基ずつ PTH-アミノ酸として切断・同定し配列を読む方法。
α-ヘリックス ほかに 2023年
主鎖C=OとN–Hの水素結合で安定化する右巻きらせん。
Ni-NTA ほかに 2025・2012年
NTAがNi²⁺を四座配位した担体。HisイミダゾールをIMACで捕捉。
イミダゾール ほかに 2012年
5員環の芳香族複素環(N 2個)。ヒスチジン側鎖の官能基で、一方の N(非共有電子対をもつ側)が金属に配位し、pKa は約6で pH により配位能が変わる。
不斉炭素(キラル中心) ほかに 2016年
互いに異なる4つの基が結合した炭素。鏡像異性を生む立体中心。sp² 炭素や等価な基を2つもつ炭素は不斉炭素ではない。
ステロイド骨格 ほかに 2015年
6員環3つ(A・B・C)と5員環1つ(D)が縮合した四環性骨格。角位置にメチル基(C10, C13)をもつ。
アキシアル/エクアトリアル ほかに 2016年
いす形六員環の置換基の向き。アキシアルは環軸に平行(縦)、エクアトリアルは環の外側に張り出す(横)。かさ高い基はエクアトリアルが安定。
プリン/ピリミジン ほかに 2024・2013年
二環性(A,G)/単環性(C,T,U)の含窒素塩基。

ほかは過去問ナビの用語クイズで確認できます。

テーマ名と用語は、運営者が各問を解いて整理したものです(公式の分類ではありません)。各問の模範解答・解説は note の解答・解説集(有料) にあります。