生命環境科学系 過去問ナビ東大院 総合文化研究科 広域科学専攻(非公式)
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東大院 生命環境科学系 過去問 2015年実施(平成28年度入試)の出題テーマと傾向

実施
2015年実施(平成28年度入試)
形式
旧形式(理系 12問)
分野
物理学 4問・化学生化学 4問・生物学 4問
特徴
ビリアル定理・フェルミ統計、1分子観察・幹細胞・光合成
用語
この年度の用語ミニ辞典 277語(過去問ナビのクイズで確認できます)
問題文はここに載せていません。大学公式の入試案内ページで「平成27年度実施」の「総合科目(PDF)」(senmon28.pdf)が無料公開されています。 入試案内ページを開く

大問ごとのテーマ

大問分野テーマ・主な用語
第1問物理学物理学
主な用語: ビリアル定理、ボルツマン定数 k、エネルギー等分配則、発散定理(ガウスの定理)、作用反作用の法則、理想気体の状態方程式、運動エネルギー εᵢ、保存力と勾配
第2問物理学物理学
主な用語: 連成振動、基準振動(ノーマルモード)、基準座標、角振動数ω、慣性モーメント、純転がり(すべらない転がり)、最大静止摩擦、力学的エネルギー保存
第3問物理学物理学
主な用語: 生成・消滅演算子 â†, â、数演算子 n̂ = â†â、正準交換関係、不確定性関係、分散 (δq)²、期待値 ⟨Â⟩、時間依存シュレディンガー方程式、レイ(同一状態)
第4問物理学物理学
主な用語: 自由電子模型、周期的境界条件、フェルミエネルギー ε_F、状態密度 D(ε)、フェルミ分布関数、化学ポテンシャル μ、ゾンマーフェルト展開、電子比熱
第5問化学・生化学化学・生化学
主な用語: オルガネラ(細胞小器官)、区画化(コンパートメント化)、リソソーム、V型H⁺-ATPアーゼ(V-ATPアーゼ)、酸性加水分解酵素(酸性ヒドロラーゼ)、電子伝達系(呼吸鎖)、プロトン電気化学ポテンシャル(プロトン駆動力)、化学浸透説
第6問化学・生化学化学・生化学
主な用語: エントロピー S、状態量、定圧モル熱容量 Cp、可逆過程、クラウジウス・クラペイロンの式、蒸発熱(蒸発エンタルピー ΔH_vap)、沸点、標準(還元)電極電位 E°
第7問化学・生化学化学・生化学
主な用語: 1次反応、2次反応、反応次数、速度定数 k、微分形速度式、積分形速度式、半減期 t₁/₂、次元
第8問化学・生化学化学・生化学
主な用語: 不斉炭素(キラル炭素)、構造異性体(構造異性)、ジアステレオマー、イミノ酸、双性イオン(両性イオン)、等電点(pI)、酸解離定数(pKa)、ゲルろ過クロマトグラフィー
第9問生物学生物学
主な用語: DNAポリメラーゼ、RNAポリメラーゼ、二重らせん(二本鎖)構造、半保存的複製、相補性/相補的塩基対合、プライマー、プライマーゼ、de novo合成(ゼロからの開始)
第10問生物学生物学
主な用語: 生体膜、流動モザイクモデル、脂質二重層(lipid bilayer)、両親媒性(amphipathic)、リン脂質(phospholipid)、内在性膜タンパク質(膜貫通タンパク質)、表在性膜タンパク質、側方拡散(lateral diffusion)
第11問生物学生物学
主な用語: 幹細胞(stem cell)、自己複製能(self-renewal)、分化能・多分化能(potency)、多能性(pluripotency)、ES細胞(胚性幹細胞, embryonic stem cell)、iPS細胞(人工多能性幹細胞, induced pluripotent stem cell)、組織幹細胞(体性幹細胞, tissue/somatic stem cell)、胚葉(germ layer)
第12問生物学生物学
主な用語: 明反応、暗反応、Emerson–Arnoldのフラッシュ光実験、光合成単位、反応中心、アンテナ色素(集光色素)、クロロフィル、カロテノイド

ほかの年度にも出た用語(45語)

この年度の用語のうち、別の年度の問題にも登場したものです。年度をまたいで繰り返し問われるテーマの目安になります。

ビリアル定理 ほかに 2024年
調和ポテンシャルでは定常状態で⟨K̂⟩=⟨Û⟩。
発散定理(ガウスの定理) ほかに 2014年
閉曲面の面積分 ∫_S A·n dS を体積積分 ∫_V(∇·A)dV に変換する定理。本問では ∇·r=3 を用いて ∫_S n·r dS=3V を得る。
慣性モーメント ほかに 2019・2017・2014年
回転のしにくさを表す量。一様な球(半径a・質量M)は中心まわりで (2/5)Ma²。
不確定性関係 ほかに 2016年
δx·δp ≥ ℏ/2。位置と運動量のゆらぎを同時に任意に小さくはできない。
状態密度 D(ε) ほかに 2019年
単位エネルギーあたりの一粒子状態数。本問は等間隔準位 ε_n = ℏωn を連続化して D(ε) = 1/(ℏω)。
化学ポテンシャル μ ほかに 2019・2017・2014年
粒子 1 個増やすときの自由エネルギー変化 μ = (∂F/∂N)_{T,V}。相平衡・拡散平衡の指標。
オルガネラ(細胞小器官) ほかに 2019年
細胞内の機能単位となる構造。膜で囲まれた核・ER・ゴルジ体・リソソーム・エンドソーム・ミトコンドリア・ペルオキシソームなど。
GFP(緑色蛍光タンパク質) ほかに 2017年
細胞質でのみ正しく折りたたまれて蛍光を発し、ペリプラズムでは無蛍光。融合トポロジーレポーターに用いる。
ステロイド骨格 ほかに 2017年
6員環3つ(A・B・C)と5員環1つ(D)が縮合した四環性骨格。角位置にメチル基(C10, C13)をもつ。
デオキシリボース ほかに 2014年
リボースの2′位-OHが-Hに置換された糖。DNAの構成糖。
芳香族アミノ酸 ほかに 2013年
Trp・Tyr・Phe。280 nm付近の吸収はTrp>Tyr>Pheの順。
グリコーゲン ほかに 2019・2016年
多数のグルコースが枝分かれ状に結合した貯蔵多糖。肝臓と筋肉に蓄えられ、必要時に分解される。
解糖系 ほかに 2017・2014年
グルコースをピルビン酸へ分解し正味2 ATPを生じる細胞質の経路。発酵・呼吸に共通する。
エントロピー S ほかに 2016年
S=k_B log W(ボルツマンの原理)。Wは条件を満たす微視状態数。
定圧モル熱容量 Cp ほかに 2017年
圧力一定で 1 mol を 1 K 昇温するのに要する熱量。反応の ΔCp = Σ(生成物 Cp) − Σ(反応物 Cp)。
可逆過程 ほかに 2016年
各瞬間に平衡を保ちながら進む理想的過程。可逆断熱は等エントロピー(ΔS = 0)。
ギブズエネルギー G ほかに 2016年
G = H − TS。定温定圧で ΔG < 0 が自発。ΔG = ΔH − TΔS。
ファラデー定数 F ほかに 2016・2012年
電子1 mol あたりの電気量, F = 9.649×10⁴ C mol⁻¹。
ヘスの法則 ほかに 2016年
反応熱(状態量変化)は経路によらず始・終状態のみで決まる。
定常状態近似 ほかに 2023・2019年
中間体の d[中間体]/dt≈0 と置く近似。
半減期 t₁/₂ ほかに 2012年
反応物質濃度が初濃度の半分になる時間。1次では一定、2次・0次では初濃度に依存。
活性化エネルギー Ea ほかに 2017年
反応が進むために越える必要のあるエネルギー障壁。触媒はこれを下げる。
アレニウスの式 ほかに 2023・2017年
k=A exp(−Ea/RT)。温度と速度定数の関係。
気体定数 R ほかに 2016年
R = 8.314 J K⁻¹ mol⁻¹。理想気体 PV = nRT に現れる。
ジアステレオマー ほかに 2014年
複数の不斉炭素をもつとき生じる、互いに鏡像でない立体異性体。Ile・Thr の allo 体など。
SDS-PAGE ほかに 2019・2017・2016・2013・2012年
SDS で変性・均一荷電させたタンパク質を分子量に応じて分離する電気泳動。分子量マーカーとの比較で分子量を推定できる。
ウエスタンブロッティング ほかに 2016年
電気泳動後に膜へ転写し抗体で特定タンパク質を検出する手法。分子量シフトの検出にも使う。
表面プラズモン共鳴(SPR) ほかに 2019年
金属薄膜表面の屈折率変化を共鳴角のシフトとして検出し、結合をリアルタイム・無標識で測る手法。
DNAポリメラーゼ ほかに 2017年
鋳型鎖に相補的なヌクレオチドを5'→3'方向につなぎ、DNAを合成・修復する酵素。
RNAポリメラーゼ ほかに 2016年
ゲノムDNAを鋳型にmRNAを合成する酵素。

ほかは過去問ナビの用語クイズで確認できます。

テーマ名と用語は、運営者が各問を解いて整理したものです(公式の分類ではありません)。各問の模範解答・解説は note の解答・解説集(有料) にあります。