生命環境科学系 過去問ナビ東大院 総合文化研究科 広域科学専攻(非公式)
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東大院 生命環境科学系 過去問 2012年実施(平成25年度入試)の出題テーマと傾向

実施
2012年実施(平成25年度入試)
形式
旧形式(理系 14問)
分野
物理学 5問・化学生化学 4問・生物学 5問
特徴
旧専門で理系最多14問。物理5問(磁気単極子・過冷却など)
用語
この年度の用語ミニ辞典 367語(過去問ナビのクイズで確認できます)
問題文はここに載せていません。大学公式の入試案内ページで「平成24年度実施」の「専門科目(PDF)」(senmon25.pdf)が無料公開されています。 入試案内ページを開く

大問ごとのテーマ

大問分野テーマ・主な用語
第1問物理学物理学
主な用語: 等重率の原理、ミクロカノニカル集団、カノニカル集団、分配関数 Z、重複組合せ、スターリングの公式、零点エネルギー
第2問物理学物理学
主な用語: 電離層、ローレンツ力、変位電流、電流密度、プラズマ(角)振動数、見かけの誘電率、屈折率、遮断(臨界)周波数
第3問物理学物理学
主な用語: 中心力、角運動量保存(量子)、正準運動量・運動学的運動量、ゲージ変換、磁気単極子(モノポール)、Lorentz 力、[πᵢ, πⱼ] = iℏe εᵢⱼₖ Bₖ、Thomson の角運動量
第4問物理学物理学
主な用語: 単振り子、運動方程式、復元力、力学的エネルギー保存則、単振動、角振動数 ω、連続の式(体積保存)、有効質量・有効ばね定数
第5問物理学物理学
主な用語: 磁気モーメント m、磁化 M、磁化電流(束縛電流)、∇・B=0、円筒座標の発散、ソレノイド、双極子に働く力、有限ソレノイド端の磁場
第6問化学・生化学化学・生化学
主な用語: ハイドロパシープロット、ハイドロパシー指数、シグナルペプチド、シグナルペプチダーゼ、小胞体(ER)、膜貫通領域、ストップトランスファー配列、I型膜タンパク質
第7問化学・生化学化学・生化学
主な用語: 可逆反応、平衡濃度 [A]ₑ、緩和時間 τ、半減期 t₁/₂、起電力 E、ファラデー定数 F、二電子反応 (n=2)、ギブズエネルギー変化 ΔG
第8問化学・生化学化学・生化学
主な用語: ホスホロアミダイト法、DMTr(ジメトキシトリチル基)、キャッピング、無水酢酸、亜リン酸トリエステル/酸化、2'-OH(リボース2'水酸基)、PCR(ポリメラーゼ連鎖反応)、プライマー
第9問化学・生化学化学・生化学
主な用語: 基底状態 (S₀)、励起状態、励起一重項状態 (Sₙ)、一重項・三重項、遷移、電子遷移、分子内緩和、振動緩和
第10問生物学生物学
主な用語: ゲノム、木原均、ゲノム分析、半数体(ハプロイド, n)、塩基配列、リーディングフレーム(読み枠)、開始コドン、終止コドン
第11問生物学生物学
主な用語: 細胞周期、温度感受性(ts)変異、許容温度/非許容温度、条件的(コンディショナル)致死、必須遺伝子、遺伝子破壊株(ノックアウト、null 変異)、cdc 変異株、DNA含量(C 値)
第12問生物学生物学
主な用語: 立体構造(高次構造)、一次構造、二次構造、αヘリックス、βシート(βストランド)、三次構造、四次構造、ドメイン
第13問生物学生物学
主な用語: 微小管 (microtubule)、チューブリン (tubulin)、ヘテロダイマー、プロトフィラメント、核形成 (nucleation)、ラグ期、伸長 (elongation)、定常状態(動的平衡)
第14問生物学生物学
主な用語: 色素体(プラスチド)、NEP、PEP、σ因子、プロモーター、-10領域(Pribnowボックス)、-35領域、YRTAモチーフ

ほかの年度にも出た用語(54語)

この年度の用語のうち、別の年度の問題にも登場したものです。年度をまたいで繰り返し問われるテーマの目安になります。

分配関数 Z ほかに 2019・2017・2016年
全状態にわたる e^(−βE) の和(古典は位相空間積分/(h^N N!))。ここから E, S, μ など熱力学量を導く母関数。
スターリングの公式 ほかに 2016年
大きな整数Mで log M!≈M log M−M。多数系のエントロピー評価に必須の近似。
零点エネルギー ほかに 2017年
基底状態でも0にならないエネルギー ℏω/2(3次元では3ℏω/2)。不確定性原理に由来。
中心力 ほかに 2016年
常に一定点(中心)を向く力。万有引力やクーロン力が例。中心まわりの力のモーメントが0になる。
単振動 ほかに 2023年
復元力が変位に比例する周期運動。ω=√(k/m)。
ハイドロパシープロット ほかに 2017・2016年
配列に沿って疎水性度を窓平均してプロットした図。膜貫通ヘリックス(疎水領域)の位置と本数を予測する。
シグナルペプチダーゼ ほかに 2016・2014年
小胞体内腔側でシグナル配列を切断する酵素。
小胞体(ER) ほかに 2017・2016・2014年
真核細胞で分泌タンパク質・膜タンパク質が翻訳と共役して膜挿入・合成される場。
膜貫通領域 ほかに 2016年
脂質二重層を貫通する約20残基の疎水性α-ヘリックス。ハイドロパシープロットで疎水性ピークとして現れる。
I型膜タンパク質 ほかに 2016年
切断型シグナル配列+停止転移配列を持ち、N末端が内腔側・C末端が細胞質側になる1回膜貫通型。タンパク質Xがこれに当たる。
ツニカマイシン ほかに 2014年
N型糖鎖付加(脂質結合型前駆体の合成)を阻害する薬剤。
SDS-PAGE ほかに 2019・2017・2016・2015・2013年
SDS で変性・均一荷電させたタンパク質を分子量に応じて分離する電気泳動。分子量マーカーとの比較で分子量を推定できる。
ウエスタンブロット ほかに 2013年
電気泳動後にタンパク質を膜へ転写し、抗体で特定タンパク質を検出する方法。
GPIアンカー ほかに 2014年
グリコシルホスファチジルイノシトールでタンパク質C末端を膜外層に繋留する修飾。
モル吸光係数 ε ほかに 2013年
濃度1 M・光路長1 cmあたりの吸光度。物質固有の値。単位 M⁻¹cm⁻¹(=L·mol⁻¹·cm⁻¹)。
ランベルト・ベールの法則 ほかに 2013年
A = εcl。吸光度は溶質のモル濃度cと光路長lに比例する。
界面活性剤 ほかに 2017年
液面に吸着し表面張力を下げる分子。表面圧を生む。
半減期 t₁/₂ ほかに 2015年
反応物質濃度が初濃度の半分になる時間。1次では一定、2次・0次では初濃度に依存。
起電力 E ほかに 2016年
電池が生む電位差。ΔG° = −nFE°(n は移動電子数)。E° > 0 で自発。
ファラデー定数 F ほかに 2016・2015年
電子1 mol あたりの電気量, F = 9.649×10⁴ C mol⁻¹。
2'-OH(リボース2'水酸基) ほかに 2017年
RNAの糖リボースがもつ反応性の高い水酸基。隣接リン酸を攻撃してRNA鎖を切断しやすくする。DNAのデオキシリボースにはない。
プライマー ほかに 2015年
新生鎖合成の起点となる、鋳型に対合した短い核酸(通常RNA)。伸長に必要な3'-OH末端を提供する。
ホスホジエステル結合 ほかに 2013年
糖の 3'-O と次の糖の 5'-O をリン P が橋渡しする –O–P(=O)(O⁻)–O– 結合。
ストークスシフト ほかに 2024・2016年
吸収極大と蛍光極大の波長差。ダイクロイック分離の根拠。
蛍光量子収率 ほかに 2016年
吸収した光子数に対する放出蛍光光子数の割合 Φ=k_r/(k_r+k_nr)。温度上昇で無輻射失活が増え低下する。
インターカレーション ほかに 2016年
平面芳香族分子が塩基対間へ挿入・積層される結合様式。
π-πスタッキング ほかに 2016年
芳香環同士が平行に積み重なる相互作用。
ゲノム ほかに 2016年
ある生物がもつ全遺伝情報(全DNA塩基配列)のこと。
細胞周期 ほかに 2013年
G1期→S期→G2期→M期を回る細胞増殖の周期。G1+S+G2をまとめて間期と呼ぶ。
後期(アナフェーズ) ほかに 2019年
姉妹染色分体が分離し、それぞれが両極へ動く時期。

ほかは過去問ナビの用語クイズで確認できます。

テーマ名と用語は、運営者が各問を解いて整理したものです(公式の分類ではありません)。各問の模範解答・解説は note の解答・解説集(有料) にあります。